埼玉県立がんセンターは、都道府県がん診療連携拠点病院として、地域の高度がん医療とがん研究の中枢機能を担う、がん専門病院です。

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職員募集|臨床工学技士|未来に羽ばたく活躍の場、臨床工学部

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※現在臨床工学技士(ME)の募集は行っておりません

医療機器のスペシャリストとして院内の安全管理に貢献する臨床工学技士にその活躍内容を語っていただきました。

医療機器の安全管理を一手に引き受ける臨床工学技士のお二人

医療機器の安全管理を一手に引き受ける臨床工学技士のお二人

  • 臨床工学技士(主任) 松本 貴之
  • 臨床工学技士(技師) 山田 浩人

「臨床工学技士」とは

松本
近年の医療技術の進歩は目覚ましいものがありますが、それを下支えしているのが医療機器です。
 医療が高度化し、専門分化が進むにつれて医療機器の数も増え、また複雑なものになってきています。したがって質の高い医療を安全に提供するためには様々な医療機器を適切に扱える人材が不可欠です。
 このような背景から医療機器を安全かつ適正に扱うことができる専門技術者必要性が高まり1988年に国家資格としての「臨床工学技士」が誕生しました。
 医師の指示のもとで、生命維持管理装置(人工心肺装置、人工呼吸器、人工透析装置)をはじめとする様々な医療機器の保守・点検・操作を行っています。

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当センターの「臨床工学部」について

松本
2001年4月にがんセンター初の臨床工学技士1名が配属、2005年4月に1名、2011年に1名増員され、現在は臨床工学技士3名と看護助手1名の体制で業務を行っています。
  臨床工学技士は、全国のがんセンターに在籍していますが、当院はがんセンターとしては宮城がんセンターに続いて全国で2番目に配属されています。
 最近では啓蒙活動の一環として看護の日に上尾高校の学生を受け入れ、臨床工学技士体験希望者には人工呼吸器や電気メスの実体験をしていただいております。

臨床工学部 スタッフ

・副病院長 医療機器安全管理責任者 田中 洋一
・臨床工学技士(主任) 松本 貴之
  第1種ME技術者・臨床ME認定士・呼吸療法認定士・臨床検査技師
・臨床工学技士(技師) 山田 浩人
  第1種ME技術者・臨床ME認定士
・臨床工学技士(技師) 千葉 貴美
・看護助手(主任・中央材料部兼任) 土谷 修男

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業務内容

1、医療機器の中央管理業務(現在約1300台の機器を管理しています)

 最近、一般的にはなっていますが、当センターは医療機器を中央管理方式にしております。固定の大型機器を除いては、臨床工学部が管理する医療機器を、各セクションに貸し出し、必要なくなった時点で返却していただく方式です。
 こうすることで、医療機器の台数管理、感染対策、保守・点検、修理、トラブル対応が効率よく安全に行われ、機器の情報も1元管理できるというメリットがあります。
 臨床工学技士は管理する機器に精通する必要があるため、各機器のメンテナンス講習会を受講し、技術向上、知識の向上に日々努力しております。
 機器の購入・廃棄に関わる業務も行っており、医療機器管理を通じて患者様に高度な医療を提供できるよう病院を支援しております。また、看護部と協力し新規採用看護師に対し、医療機器教育を毎年実施しています。

医療機器中央管理風景

医療機器中央管理風景

返却機器清掃風景(土屋助手)

返却機器清掃風景(土屋助手)

輸液ポンプ点検風景

輸液ポンプ点検風景

医療機器管理システムMARIS

医療機器管理システムMARIS

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2、ICU・手術部内機器管理およびトラブル対応

 ICUでは、患者監視装置・人工呼吸器・除細動装置などの保守点検・トラブル対応をしています。
 人工呼吸器に関しては使用終了ごとの終業点検、3ヶ月毎の定期点検や規定定期部品交換の他、毎日の病棟ラウンドにて患者装着中の点検も実施しており、設定確認・定期的回路交換を医師・看護師と連携して行っています。
 手術部では、麻酔器・電気メス・内視鏡装置・手術用顕微鏡・無影灯・手術台などの定期点検・トラブル対応を医師・看護師と連携して行っております。

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3、臨床業務(治療・処置に関連する業務)

血行動態モニタリングカテーテルの挿入立ち会い
 当院では食道癌手術の際に担当医師が血行動態モニタリングカテーテルを挿入していますが、その際、使用する機器の準備や操作をサポートします。
末梢血幹細胞採取および骨髄濃縮の立ち会い
 悪性リンパ腫の治療として大量の抗がん剤投与を行います。
 一時的に白血球が極度に減少することにより、感染が起こりやすい状態となります。そこにあらかじめ採って置いた自分の末梢血の造血幹細胞(血球を供給する細胞)を注入することで、白血球を産生させ免疫力を回復させます。
 臨床工学技士は、医師の指示のもと、造血幹細胞を採取するための血液成分分離装置の始業点検、回路の組立・充填、採取中の操作をします。これは血液中の必要な成分(幹細胞を含んでいる部分)だけを集め、その他の不必要な成分(赤血球など)はそのまま体に戻すことができる機械です。採取時間は約3~4時間で、通常1~3日で終了します。
腹水濾過濃縮再静注法
 難治性腹水の症例に対して、貯留する腹水を体外に取り出して濾過濃縮し、得られた自己タンパクをアルブミン製剤などの代わりに再静注し、失われたタンパクを補充する治療方法です。機器の準備、回路組み立て・充填、設定検討、操作、使用中点検、終了後の評価、トラブル対応を行います。
血液浄化療法
 急性腎不全患者に対しての腎機能代用療法である持続緩除式血液濾過透析、大腸穿孔時の敗血症に対する吸着療法等の血液浄化療法を医師の指示のもと施します。機器・薬剤の準備、回路の組立・充填、設定検討、操作、使用中点検、トラブル対応を行います。

多用途血液処理用装置 KM-8900

多用途血液処理用装置 KM-8900

腹水濾過濃縮装置操作風景

腹水濾過濃縮装置操作風景

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4、医療機器安全管理業務

 医療機器安全管理責任者(副病院長)の管理のもと、看護部、放射線技術部、検査技術部、事務局担当者と業務分担・協力し、医療法で義務付けられた以下の業務を実施、記録・保管しています。

 ・医療機器定期点検計画の作成と実施
 ・医療機器に関わる研修の実施と記録
 ・医療機器添付文書の保管・管理
 ・医療機器安全性情報の収集・伝達、不具合情報の報告

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