埼玉県立がんセンターは、都道府県がん診療連携拠点病院として、地域の高度がん医療とがん研究の中枢機能を担う、がん専門病院です。

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整形外科

特色・専門分野

  • ・良性悪性を問わず骨・軟部腫瘍の診断と治療を行っています。
  • ・骨軟部腫瘍とは骨や軟部組織に生じる悪性腫瘍です。軟部組織とは脂肪、筋肉、腱、神経、血管などで四肢や体幹部など全身に及びます。原発性と続発性(転移性)があり原発性骨軟部悪性腫瘍は別名で肉腫ともいい癌と肉腫を併せてがん(ガン)と呼んでいます。
  • ・骨軟部悪性腫瘍を完全に取りきるためには安全な切除縁に基づいた手術が必要です。当科では筋膜、骨膜、などの生体内バリアーや十分な健常組織で腫瘍を包み込んで切除する安全な切除縁の概念に基づいた手術を行っています。
  • ・骨肉腫は早期に微小転移が生じるため診断次第早急に化学療法(抗ガン剤)が必要です。術前補助化学療法を行い一部の無効例を除き原則的に患肢温存手術を行っています
  • ・骨関節切除後の再建は人工関節置換が主ですが適応ある症例には生物学的再建法としてパスツール処理骨移植も積極的に行っています。この方法は腫瘍に罹患した骨を切除後に60℃で加温処理して腫瘍を完全に殺し骨のコラーゲンや蛋白を変性させずに骨癒合や骨伝導能を維持し元の部位に復元して再利用する方法です。世界で約200例以上実施され安全性と有用性が確認されており有用な生物学的再建法の一つです。
  • ・浸潤傾向の強いMFH(悪性線維性組織球腫)には非浸潤性の脂肪肉腫、滑膜肉腫、神経肉腫などよりも広い切除縁で切除することで根治性を確保しています。
  • ・重要な血管神経などに腫瘍が近接する場合の安全な切除法としてIn Situ Preparationを必要時に行いできるだけ神経血管などを温存しています。これは術前画像検査で腫瘍が血管神経と接していると予想される場合に一旦ビニールシートで隔離して播種を防止して神経血管を腫瘍から剥離して切除縁を評価し必要に応じ血管神経周囲をエタノール処理などで根治性を確保する方法です。
  • ・2年後には当センターは約500床、13手術室の新施設に拡大リニューアルされると同時に増員もされ当科においても一層充実した診療を提供できる予定です。

スタッフ

まなべ じゅん
眞鍋 淳

科長兼部長
経歴
昭和53年
東京医科歯科大学卒 
1984年~2010年
癌研究会附属病院整形外科勤務
        2010年4月より現職

専門
骨軟部腫瘍の診断と治療
資格
・東京医科歯科大学整形外科 臨床教授 
・日本整形外科学会専門医 
・脊椎脊髄病医
・日本がん治療認定医機構 暫定指導医
・       同         認定医
・埼玉骨軟部腫瘍研究会代表世話人 
・関東骨転移研究会代表世話人
ふなうち ゆうき
船内 雄生

医員
平成17年 
東京医科歯科大学卒 

専門
骨軟部腫瘍

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