乳腺外科
特色・得意分野
・当科での乳がん年間手術件数は1975年の開院以来、増加してきました。2004年から450人前後の患者さんが手術を受けられております(表1)。ただし、この数には再発腫瘍や良性腫瘍の手術は含まれておりません。
・乳房温存手術は1991年に本格的に行われて以来、その件数は増加してきました。最近の10年間は80%前後で推移しています。乳房再建手術が行われるようになったため、乳房温存手術は減少傾向にあります。
- ・乳房温存療法で問題となる乳房内再発については、手術後10年の累積乳房内再発率は約4%(放射線治療を併用した場合)です。良好な成績が得られています。このような乳房温存療法の成績は、外科的手術はもちろんのこと、画像診断(マンモグラフィ、超音波、MRIなど)、病理診断、放射線治療、内科的薬物治療といった他診療科とのチームワークにより生み出された結果だと思われます。
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- ・われわれは手術前に必ず針生検またはマンモトーム生検で乳がんの確定診断を行い、さらに乳がんの性質(ホルモンレセプター、HER2、悪性度など)も調べています。それにより、化学療法がきく乳がんなのか、ホルモン療法がきく乳がんなのか、または、薬物療法がききにくい乳がんなのかを診断しています。薬物療法がきくと診断された乳がんの場合、術前化学療法や術前ホルモン療法を行い、しこりを小さくしてから、手術することができます。最近、この術前薬物療法を受ける患者さんが増えており、約30%を占めております。
・センチネルリンパ節(がん細胞が最初に到達するリンパ節)を外科的に摘出し、病理検査を行うことをセンチネルリンパ節生検と呼びます。センチネルリンパ節は色素と放射性物質を乳房に注射することで手術中に見つけることができます。このセンチネルリンパ節生検を行うことによってわきの下のリンパ節にがんの転移を認めない場合、リンパ節郭清を行わずにすめば、患者さんの手術後のQOLは著しく向上します。具体的には腕のしびれ、むくみの減少などです。我々は1998年よりセチネルリンパ節生検の臨床研究を開始し、その後、手術中にセンチネルリンパ節の病理検査を行い、がんの転移を認めない患者さんには、わきの下のリンパ節を郭清しない手術を行っております。2010年4月には保険収載され、多くの病院で行われるようになりました。
- ・2005年から形成外科が開設され、乳房全切除術を受ける患者さんは、乳房再建手術を受けることができるようになりました。最近ではこの乳房再建手術を受ける方が増加しています(形成外科ホームページ参照)。
・乳がんはわれわれの担当する外科的治療のほかに、画像診断、病理診断、内科的薬物療法、放射線治療、精神的ケアなどの果たす役割が大変重要です。当センターでの乳がん診療は、放射線科(診断・治療)、乳腺腫瘍内科(薬物治療)、病理診断科、臨床検査科、リハビリ科、看護部門などの充実した診療協力体制の上に成り立っております。患者さんの精神的サポートの一環として、看護師による外来での乳がん告知後ケアも重要な役割を担っています。
スタッフ
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たけい ひろゆき
武井寛幸 科長兼部長 |
専門 乳がんの診断と治療 資格 日本外科学会 外科専門医・指導医 日本乳癌学会 乳腺専門医・評議員 日本癌治療学会 がん治療認定医 日本乳癌検診学会 評議員 日本内分泌外科学会 評議員 アメリカ臨床腫瘍学会(ASCO)会員 |
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よしだ たかし
吉田 崇 副部長 |
専門 乳がんの診断と治療 資格 日本外科学会 外科専門医 日本乳癌学会 乳腺専門医・評議員 日本癌治療学会 がん治療認定医 日本乳癌検診学会 評議員 |
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はやし ゆうじ
林 祐二 医長 |
専門 乳がんの診断と治療 資格 日本外科学会 外科専門医 日本乳癌学会 乳腺専門医 日本癌治療学会 日本乳癌検診学会 |
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まつもと ひろし
松本 広志 医長 |
専門 乳腺外科 資格 日本外科学会 専門医 日本乳癌学会 乳腺専門医 |
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くろずみ ささぐ
黒住 献 医員 |
専門 乳癌の診療 資格 ICLS(Immediate Cardiac Life Support) 日本救急医学会インストラクター 日本乳癌学会 日本外科学会 日本臨床腫瘍学会 日本甲状腺外科学会 日本癌治療学会 日本臨床外科学会 |
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にのみや じゅん
二宮 淳 非常勤 |
専門 乳がんの診断と治療 資格 日本外科学会 外科専門医 日本乳癌学会 乳腺専門医・評議員 日本癌治療学会 がん治療認定医 日本乳癌検診学会 評議員 |
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くぼ かずゆき レジデント |
専門
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