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核医学(RI)検査部門
核医学検査とは
あまり聞きなれないと思いますが、病院のいろいろな検査の中にRI検査というものがあります。RIというのは「RadioIsotope(ラジオアイソト-プ)」の略で、和訳すると「放射性同位元素」という意味になります。これは自ら放射線を発している物質のことで自然界にも多く存在しています。このRIを、特定の臓器に集まりやすくしたものをRI医薬品といい、それを体内に投与し検査することをRI検査または核医学検査といいます。ところでRIには、時間と共に放射線の量が減っていく性質があります。そこでRI検査には体内に投与する性質上、比較的短時間で放射線が減衰するものを微量使用することで、被曝を少なく安全に検査が行われるように配慮がされています。
1、シンチって何?
実際に、検査をお受けになる患者様から多く質問されるのが「シンチ」とはなにかということです。RI検査は投与したRIの発する放射線の量を検出器で検出することで、形態的或いは機能的な変化の情報を得ています。この検出器の部分に、放射線を感知すると発光するところがあり、その発光のことを「シンチレ-ション」といいます。そして、RI検査装置を「シンチカメラ」といい、得られた画像を「シンチグラフィ」といいます。その頭の部分を略して「シンチ」と呼んで使用しています。つまり検査名は「検査する臓器+シンチ」という表現になっており、例えば「骨シンチ」なら「骨」を、「甲状腺シンチ」なら「甲状腺」を、RIを使用して検査するということになります。
2、検査時間は?
前述のとおりRI検査ではRIを微量しか使用しないため、検査によって違いはありますが、基本的に30分以上の長い検査になります。くわしくは検査項目別を参照してください。
3、苦痛はあるの?
基本的に、RI医薬品を静脈注射で投与する時の痛み以外に痛みを伴う行為はありません し、RI医薬品の副作用(いわゆる動悸・眩暈・吐き気など)の心配も、ほぼ必要ありません。但しほとんどの検査で、20~30分程度仰臥位(あお向け寝)で姿勢を保持する必要があり、これが苦痛になる場合があります。また、検出器が体の直前まで近づくため圧迫感が強く、気分が優れなくなる場合があります。このように姿勢保持が困難であることや閉所が苦手なこと、またそれ以外にも不安や疑問な点は、RI医薬品の投与前に申し出てください。
検査案内
骨シンチ
検査は、担当医師の診察により必要な場合に行われます。検査は予約が必要ですので医師と相談して検査日時を決めていただきます。
骨シンチは、放射性物質で標識した骨に集まる薬を静脈注射(以下:静注)し、静注後数時間経ってから検査するため、午前中に静注をして午後から検査を開始します。
昼食は採っていただいてかまいません。骨シンチの薬は尿として体外排泄されるので、膀胱に尿が溜まっていると検査の妨げになるため、検査直前に排尿していただきます。
検査は大体30~40分かかります。
腫瘍シンチ
(ガリウムを使用する場合)
・検査は、担当医師の診察により必要な場合に行われます。検査は予約が必要ですので
医師と相談して検査日時を決めていただきます。
・腫瘍(ガリウム)シンチは、放射性物質で標識した腫瘍や炎症に集まる薬を静脈注射(以下:静注)し、静注後2日経ってから検査します。
・薬が便中にたまっていると診断ができないことがありますので、検査前日夕食後、下剤を服用していただき、できるだけ検査前に排便をお願いします。
・検査当日の朝食は採っていただいてかまいません。
・検査は大体60分~90分かかります。
(タリウムを使用する場合)
・検査は、担当医師の診察により必要な場合に行われます。検査は予約が必要ですので医師と相談して検査日時を決めていただきます。
・腫瘍(タリウム)シンチは、放射性物質で標識した腫瘍や炎症に集まる薬を静脈注射(以下:静注)し、注射後、必要に応じて数回の撮影が行われます。検査時間は、1回の撮影に30~60分ほどで、数時間後にさらに撮影することもあります。
その他の検査
当センターでは、脳、血管、腎臓、内分泌、肝臓などさまざまな部位のRI検査がおこなわれています。これらの検査を予約した場合は、予約時にお渡しする検査説明用紙をご理解の上、検査を受けていただけると、良好な検査がおこなえます。ご不明の点は、RI検査にお問い合わせ下さい。
