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放射線治療部門
概要
・悪性腫瘍を治療するには、手術による方法や、薬を使用する化学療法等がありますが、放射線治療では放射線を使用して治療します。
・放射線は、一般的に危険というイメージがありますが、これをうまくコントロールして照射することで、正常細胞よりも悪性腫瘍細胞に大きなダメージを与えることが出来ます。この性質を利用して治療することを放射線治療といいます。
・今、コンピュータはあらゆる分野で活躍していますが、コンピュータの性能が向上したことで、放射線治療装置もここ10年の間に、数段の発達を遂げることが出来ました。今までは不可能と考えられていた照射が、コンピュータ制御で照射することで、呼吸同期照射、定位照射(肺、脳)などが可能となりました。これらの照射法で、健康な組織へは、放射線量を少なくし、腫瘍へはより多く放射線を照射できるようになりました。 また、照射の位置決め精度向上については、超音波による画像と治療計画CTとの照合により臓器の移動の誤差を修正するシステム(ソノアレイ)が導入されており、前立腺の照射に使われています。さらに、平成18年度よりX線透視装置が組み込まれた照射装置が導入され、コーンビームCTが可能となり治療計画CTとの照合により誤差が確認でき、修正が可能になりました。このように放射線治療は今までにない程、高レベルな治療が可能となりました。
放射線治療の流れ
照射の中で最も患者数の多い照射である外照射を例にあげます。
1、放射線治療医による診察により照射方法や治療線量、日数が決定される
2、治療範囲を決めるため治療計画CTまたはX線位置決め装置を用い、治療範囲を決定し皮膚面やシェル表面に印を描いていく。(シェルとは頭頚部などの治療に用いられる患者固定のための物で患者毎に作られる。)
3、X線またはCT画像情報を基に治療計画装置を使用し治療計画を立てる。
4、各外部照射装置に治療計画データを転送または入力する。
5、位置決め装置にて描かれた印をもとに照射位置を合わせていき、治療開始となる
各種照射装置紹介
外部照射装置
①リニアックⅠ Clinac21EX(バリアン)
②リニアックⅡ EXL-6SP(バリアン)
③リニアックⅢ Synergy(エレクター)下写真

腔内照射装置
マイクロセレクトロンHDR(千代田テクノル)下写真

X線計画装置
LX-40(東芝)
治療計画CT
LSU-16(GE)
治療計画装置
Xi-O(CMS)
Pinnacle3(日立メディコ)
PLATO(千代田テクノル)
構成人員
医師4名
放射線技師8名
物理士1名
